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なんか良い映画のリスト

  • Sumio Kobayashi
  • 2025年12月24日
  • 読了時間: 9分

ものを作る人になんか良いのでは、という映画のリストを書いてみます。もしかしたら、誰かに何かを教えたい、というのなら、こういうリストを教えておいたらそれで良いのではとすら思います。


良い映画見るたびに随時更新。思い出した順番なので、順番は適当です。




ゴッドファーザー

男女で意見が別れる映画の一つでしょう。男女平等、ジェンダーレス、色々ある現在ですが、性別は違うのですし、違いはあるわけでそういったことをきちんと考えることも出来ますし、そういう穿った見方をしなくても傑作。


素晴らしき哉、人生!

教訓めいたものは今の時代作るのが難しいですが、こういうので良いんだよ、と言ってくれてるような名作。


遠い空の向こうに

これも性別や年代で感じ方が違う作品。名作。尖っているとか斬新、という面は少ないかも知れないものの、必ずしもそう言ったものが必要ではないという良い例。


マイ・フレンド・フォーエバー

泣ける。


ライムライト

教養としての古典。音楽でもなんでも、知識人なら知ってる、みたいな作品は大体結局ためになる。


ベン・ハー

こちらも教養としてどうぞ。


ペーパー・ムーン

ロードムービーとは。


これも教養的な側面があるものの、革新性や、今でも色褪せない魅力がある。


セント・オブ・ウーマン

こういうので良いんだよ、な映画。


ルディ

ありきたりではあるかも知れないものの、現実が元になっているリアルさもあってとても良い。


羊たちの沈黙

もはや古典ですが、やはり役者の良さが際立つ作品。役者が大事という当たり前のことに気づく。


シンドラーのリスト

モノクロの絵作りの利点など、気づく点も多い作品。


ブレイブハート

フリーダム


ありそうでない斬新さが至る所に。暗喩的な世界観も参考になる。


ルックバック

こういうので良いんだ、という勢いのある作品。


マッドマックス 怒りのデス・ロード

やりたいことをやり続けて貫いた人の集大成。ミラー監督は、そうは言っても、ロレンツォのオイルも間違いなく傑作です。


ガタカ

世界観の作り方や絵の中の統一性、音楽の効果的かつ王道とも言える使い方、エンタメ性、勉強になります。

ナイマンのというか、ミニマル音楽の最終的な映画音楽としての姿だったと思う。常に繰り返される主題が劇中にまばらに登場し続け、最後にも形を保ちつつ、終局部を華やかにする。間違いなくミニマルによる映画音楽の正解。


アラバマ物語

今見れば逆に新しく見えるところもあり、描くべき姿を、描くべき形で作った映画。


パリ、テキサス

やっぱりこの監督はこういうのなんだよなあと。無駄なものを省く必要が本当にあると思わせてくれる名作。PERFECT DAYSもとても良かったし、どうやったら異国のああいった作品を作れるのか、何をどう考えてどうやったのか、ぜひ教えて欲しい。


ブレードランナー

雨、というものが芸術においてどれだけ重要かを再確認出来る。


ギルバート・グレイプ

過疎地や田舎、というものを描写する文学や映画は数あれど、これはその中でも卓越している。


グッバイガール

芸術家を志す人にはおすすめのエンタメ映画。あり得なさそうだけどあり得そう、という理想的なバランスの作品。


ビッグ・フィッシュ

絵作りの美しさだけではなくて、暗喩という芸術でよく使われる修辞学的手法を、大口叩き、というところに落とし込むという発想だけでもう名作確定。こういう発想が大切。


時計仕掛けのオレンジ

価値観というものが社会では容易く変容する、という当たり前でありつつ、人々が理解しておくべきことを伝える、そういったメッセージ性がある。


フルメタル・ジャケット

リー・アーメイを見るための映画かも。キューブリックは映画の作り方や取り組み方が、やはり参考になる(今の時代には出来ない)。


ざくろの色

芸術に全振りしてみました作品。やるならちゃんとここまでやらないと。タルコフスキももちろん重要ですが割愛。詩を映画にする、という意識は学ぶところがタルコフスキにもたくさんあります。


CUBE

低予算で頑張る、頑張り方を学びます。発想の大切さも。ブレアウィッチとか、カメ止めとかもそういう意味で勉強になる。パラノーマルとか。


オーロラの彼方へ

日本人だとイマイチわからないかも知れないものの、欧米だと一つのテーマで一つの作品を作る、ということが全ての大前提にあるわけで、そこを裏切って二つ入れ込んでちゃんと面白い。


ブータン 山の教室

これまで焦点があてられていなかった地域を題材にする見本のような作品。欧米人がこういうのをアジア人に求めている、ということや、欧米人からみたアジアの斬新さ、みたいなものを客観的に感じさせてくれるという意味で、日本人におすすめかも。


東京ゴッドファーザーズ

今さんといったらパプリカやパーフェクトブルーを挙げないといけなさそうなものの、これが一番勉強になりました。エンタメというものを再解釈して、「んなことあるかい」で突き通すということ、社会的な弱みをもつ人々の立場という王道を基盤とすること、そしてそれらの調理方法の上手さ。ジム・キャリーのイエスマンも似たところはありますが。


バック・トゥ・ザ・フューチャー

これだけエンタメ的な映画が星の数ほど生まれ、そしてそれに関わる人たちは皆優れている人たちで、そのなかで常に面白く斬新さがあるこの作品は特別。


ショーシャンクの空に

普通に良い映画である、というだけではなくて、絵作りや感情の操作に関して学ぶところも多い作品。色使いが地味だったなかでの最後の海はやはり圧巻。


七人の侍

日本が海外に受ける、というのはどういうことかを考えることはものを作る人には多いですし、多くあるべきだと思いますが、そういう意味でも価値があるし、ちゃんと面白い。


誓いの休暇

何かのメッセージを社会に対して伝える、もしくは問題提起をするというのは芸術家や研究者のあるべき姿です。これは我々が自由であるしあるべきであるから、ということと真・善・美はそれぞれ関係するからです。そしてその伝える手段として最も美しいやり方をこの映画は行ったと言えます。


アバター

キャメロンという人を考えること自体が勉強になる。一作目のアバターは本当に頂点の人がやれることを全部やったような凄みがある。


ジェイコブズ・ラダー

文学的な修辞学を落とし込んだ作品で、ホラー路線にしてみました。メッセージ性もきちんとある。


東京物語

小津安二郎はかなり独特な面が多く、映画の教科書(英語圏でよくある本)で怒られそうなこともやっているものの、きちんと自分で作った結果としてのそれなので気にならず、むしろ個性として輝いている。そういった意味で面白いのと、あとは欧米人を良い意味で意識していない、日本人のために作られたかのような美点が、個性を際立たせている。結果として海外でも評価されている点は興味深い。


ゆきゆきて、神軍

ドキュメンタリーでこれを超えることは、今後ずっとないのではないのかも。今の時代では絶対に作れない。狙ってできることではないけど、そういう作品を作りたいものですね。


スカイ・クロラ

押井さんの最高傑作で到達点なんじゃないだろうか。かーいさんの音楽も一番だと思う。押井さん本人もなんでこれが売れへんねん、みたいなことを言っているけれども、それをみんなで考えるのも重要。押井さんの終着点みたいなもので、この作品の良さを作り上げている清貧さみたいなものが、経済的な成功に結びつきづらいというのもあるのかも。ものすごい細部まで作り込んでて、作り手が徹夜しまくって作った、というような作品に対するアンチテーゼ的な作品でもあり、それがこの作品の良さだけれども、社会的な評価にはどうしても繋がりづらいのかも知れない。鬼滅とかが流行るのもそういうことかなあ。鬼滅はアニメとして評価すごいしてますが。

 自分自身が、もともとは不眠不休で一つの何かをしつこく作り続ける、というタイプでそれが存在意義みたいなところがありましたが、過労で2回くらい死にかけて、家族のためにも死ねないので、今は省エネに。そこでどうするんだろうと、押井さんの作品を見ながらいつも考える。


ももへの手紙

どう考えても名作なのに十分に評価されていない。世の中こういうことがやっぱりあるんだなあ。それこそ海外のインフルエンサーとかがものすごいお勧めしたら流行しそうだけど。

お金がかかっている感じがしないからなのか、凄まじい書き込みや執念が感じられないからなのか。



気狂いピエロ マルホランド・ドライブ 旅芸人の記録

このへんも一応あげとうこうかと。


モーターサイクル・ダイアリーズ

これも良かった。こういうのに変にかぶれないことも重要だけれども。家系的に皆旅で成長したので、こういうのは大切かなあ、危ないけど。今思えば旅が武者修行で、だいぶ色々な国に、滞在したものだった。コンクールだけでどれだけの国に行っただろうか。


ひゃくえむ

これも作り手として色々ある作品。AIやコンピューターのこのご時世にあんなに絵を書く必要があるんだろうか?携帯電話という小さい画面で、流し見する人々にそんな良さ伝わるのか?ベンヤミンが言うようなアウラがあるのか?もちろんYES

恐らく、不眠不休で作りまくっていると、製作者もランナーズハイに近いものになって、その状況で作るものには特別なものになりやすいということだと思う。才能があっても運も必要だし、一般的にはこうやって、ただがむしゃらに作りまくるのが一番名作に近づけるんだろう。


チェーザレ・ザヴァッティーニ脚本作品

「ひまわり」はやっぱり特別で、ひまわりという明るい印象と悲劇のコントラストや音楽の効果的な使い方など、わかりやすく名作。だと思っていたものの、子供が生まれると「ベリッシマ」に感銘を受けた。道徳的な内容というか、こうあるべき、という親の姿だったと思う。


スティング

時代に晒されても残る作品はやはり特別。単純に全てよく出来ている。それに加えて、当時のアメリカの、今ではみられない様々な様子も、逆に今では目新しく感じられて、魅力的になる。


バニラ・スカイ

顔だけではなく演技でもきちんと見せてくれるのが良い。脚本も二重性がとてもよくできていて、殺人はあったのか、誰が何のために、被害者は誰なのか、といったことでずっとハラハラさせつつ、最終的には、全く異なる結末にもっていくという。夢を題材にした作品は名作が多い気がする、というか自分が好きな気がする。今聡さんやシュルレアリストたちが夢に着目した気持ちはよくわかる。





 
 

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